バングラデシュ

バングラデシュは南アジアに位置する国。
面積は14.8 万km²、人口は1億6305万人で、政体は混合政治体制。
一人あたり名目GDPは1,856ドルの発展途上の国である。

国家概要

国名 バングラデシュ(英: Bangladesh)
国家コード(ISO 3166-1) BGD / BD

人口統計 (2019)

人口 1億6305万人
人口増加率 1.0%
都市化率 37.4%

経済指標 (2019)

名目GDP 3026億ドル
購買力平価GDP 8094億ドル
経済成長率 -
一人あたり名目GDP -
人口あたり経済成長率 7.0%

その他指標

軍事費(2019) 44億ドル
ユニコーン数(2021) 0

バングラデシュの特徴

地理: インドとの間に天然障壁は無い

もともとが英領インド帝国の東ベンガル州だったバングラデシュはインドとの国境はほぼ平地であり、移動を妨げる天然の障壁は存在しない。飛び地も数多く存在するため国境線も複雑である。

第三次印パ戦争ではパキスタンからの独立を目指したバングラデシュ(東パキスタン)をインドが支援し、バングラデシュに侵攻、妨げるものが無く、本国が離れたパキスタンと比べて兵站上も有利だったインドが終始有利に推移し勝利、バングラデシュは独立を果たした。

経済: 飛び立つ黄金のベンガル

狭い国土に膨大な人口を持ち、一見経済的に不利な条件に見えるが、国土は平坦で肥沃(可耕地割合では世界一)であるため国内需要をほぼ賄える農業生産を有し、生産性は肥料・種子の改善等で向上著しい。

膨大な労働力は繊維業など労働集約型産業を引き付け、GDPは近年急上昇。一人あたりGDPとGDPの両方でかつての本国であるパキスタンを上回り、さらに突き放そうとしている。

地理: 洪水被害が大きい

ベンガル湾の奥地で国土全体が低地であるため、サイクロンの被害を常に受けてきた。パキスタンからの独立の契機となったポーラ・サイクロンでは全土で20万人以上が死亡した。近年ではインフラの整備で被害は軽減されつつあるが、地球温暖化により巨大化するサイクロンの脅威は収まっていない。