ロシア連邦
ロシア連邦は東ヨーロッパに位置する国。
面積は1709.8 万km²、人口は1億4437万人で、政体は独裁政治体制。
一人あたり名目GDPは11,774ドルの中程度に裕福な国である。
国家概要
国名 | ロシア連邦(英: Russian Federation) |
国家コード(ISO 3166-1) | RUS / RU |
人口統計 (2019)
人口 | 1億4437万人 |
人口増加率 | -0.1% |
都市化率 | 74.6% |
経済指標 (2019)
名目GDP | 1兆6999億ドル |
購買力平価GDP | 4兆4331億ドル |
経済成長率 | - |
一人あたり名目GDP | - |
人口あたり経済成長率 | 1.4% |
その他指標
軍事費(2019) | 651億ドル |
ユニコーン数(2021) | 2 |
ロシア連邦の特徴
経済: 名目GDPで測れない国力
ロシアの名目GDPは1.5兆ドル(2022)で韓国の後塵を拝すほどだが、購買力平価で見ると4.1兆ドル(2022)。
国連の常任理事国であり、核兵器も保有している。資源・農業大国であり、重工業に偏っているが製造業・科学技術の面でも強固。旧ソ連ほどではないが、国際社会での影響力は極めて強い。
地理: 広い国土、平たい国境
1700万平方キロメートルの国土は豊富な資源・農業生産物をもたらしているだけではなく、ナポレオン、ヒトラーを退けたようにロシアに戦略的縦深性をもたらしている。
一方、縦深性がある一方でロシアの国境は広い平原で、地理的な障害が無い。そのため戦争に負けることが無いが頻繁に戦禍に見舞われることは多く、古くはアフガニスタンやフィンランド、近年はウクライナ・ベラルーシなどの緩衝地帯に固執してきたのもそのためである。
民族: 多民族国家
多数の共和国を抱えていたソ連時代ほどではないが、ロシアも全人口の2割はロシア人ではない多民族国家である。代表的な民族はタタール人、カザフ人、チェチェン人。大きな民族集団は居住地域に自治共和国を持っている。
諸民族の中央政府との関係性は複雑で、タタール人は宗教は違うもののソ連時代から良好な関係を維持しており、他方、紛争・テロを通して激しく争うチェチェン人が存在する。