ラオス人民民主共和国
ラオス人民民主共和国は東南アジアに位置する内陸国。
面積は23.7 万km²、人口は717万人で、政体は独裁政治体制。
一人あたり名目GDPは2,535ドルの発展途上の国である。
国家概要
国名 | ラオス人民民主共和国(英: Lao PDR) |
国家コード(ISO 3166-1) | LAO / LA |
人口統計 (2019)
人口 | 717万人 |
人口増加率 | 1.5% |
都市化率 | 35.6% |
経済指標 (2019)
名目GDP | 182億ドル |
購買力平価GDP | 586億ドル |
経済成長率 | - |
一人あたり名目GDP | - |
人口あたり経済成長率 | 3.1% |
その他指標
軍事費(2019) | - |
ユニコーン数(2021) | 0 |
ラオス人民民主共和国の特徴
地理: 東南アジア唯一の内陸国
ラオスは東南アジア唯一の内陸国であり、国土は山岳地帯。また、カンボジアとの国境近くにある10km続く連続した滝が舟運を妨げている。そのため、交通の便において困難を強いられてきた。
外交: 周辺国の影響
ベトナム、タイ、中国という相対的に圧倒的に大きな国家に挟まれていることからラオスは周辺国に翻弄されてきた。ベトナム戦争中に補給路であるホーチミンルートが国内を通過したため大量の地雷が残置されており、北ベトナムの勝利は共産化の一因になった。 また、フランス領インドシナに組み込まれるまではタイの影響下にあった。近年は中国からの資金援助、融資によるインフラ建設が著しく、債務負担が懸念視されている。
民族: 移動する民族
ラオスの主要民族であるラーオ人は諸説あるものの、一説には現在のウイグル自治区のアルタイ山脈を起源とし、紀元前1000年頃に重慶・長沙あたりに居住、その後漢民族の圧迫を受ける形で雲南、現在のラオス・タイまで徐々に南下してきた説が唱えられている。民族的にはタイ人と同系であり文化も近いものの、差別や弾圧が民族としての独自の意識を育んできた。