アルメニア

アルメニアは西アジアに位置する内陸国。
面積は3.0 万km²、人口は296万人で、政体は混合政治体制。
一人あたり名目GDPは4,623ドルの中程度に裕福な国である。

国家概要

国名 アルメニア(英: Armenia)
国家コード(ISO 3166-1) ARM / AM

人口統計 (2019)

人口 296万人
人口増加率 0.2%
都市化率 63.2%

経済指標 (2019)

名目GDP 137億ドル
購買力平価GDP 422億ドル
経済成長率 -
一人あたり名目GDP -
人口あたり経済成長率 7.4%

その他指標

軍事費(2019) 7億ドル
ユニコーン数(2021) 0

アルメニアの特徴

地理: 地形険しい内陸国

国土のほぼすべてが山岳地帯であり、降水量は小さく森林も少ない。
また、内陸国であることから輸出入はすべて近隣諸国を経由しなければならず、後述の外交関係を理由に、ほぼ全てがグルジアから行われている。

外交: 色濃いロシアの影響

民族が入り乱れて分布しており虐殺や民族浄化が繰り返された歴史的経緯からトルコ・アゼルバイジャンとは極めて関係が悪い。一方で小国で、経済的にも不利な内陸国であることから単独では両国に対抗できず、以前はソ連として同じ国家であったロシアの経済力・軍事力に頼る状態が続いている。

経済: 産業に乏しい

肥沃な首都近郊の盆地、豊富な鉱物資源はあるが、そもそもが岩手県およそ二個分の面積と300万人の人口しか無く、内陸国で貿易にも不利なことから産業に乏しい。

特に、エネルギー資源が無いことからかなりの電力需要をソ連時代に建設されたメツァモール原子力発電所によって賄っており、地震や戦争でのリスクが非常に大きく、再生可能エネルギーの導入が急務となっている。

民族: 強力な海外コミュニティ

古くは民族浄化を逃れた難民、直近では産業に乏しいことから歴史的に出稼ぎ労働者が非常に多く、移民先での定着も多く見られる。特にアメリカではアルメニア系アメリカ人が強力な政治的影響力を持っており、過去の虐殺の認定や経済援助など、様々なアルメニア支援策がアルメニア系アメリカ人のロビー活動により実行されてきた。