アラブ首長国連邦

アラブ首長国連邦は西アジアに位置する国。
面積は9.9 万km²、人口は977万人で、政体は独裁政治体制。
一人あたり名目GDPは43,103ドルの裕福な国である。
国家概要
国名 | アラブ首長国連邦(英: United Arab Emirates) |
国家コード(ISO 3166-1) | ARE / AE |
人口統計 (2019)
人口 | 977万人 |
人口増加率 | 1.4% |
都市化率 | 86.8% |
経済指標 (2019)
名目GDP | 4211億ドル |
購買力平価GDP | 6848億ドル |
経済成長率 | - |
一人あたり名目GDP | - |
人口あたり経済成長率 | 0.2% |
その他指標
軍事費(2019) | - |
ユニコーン数(2021) | 3 |
アラブ首長国連邦の特徴
社会: 首長国の連邦
イギリスの保護下にあった首長国7カ国の連合国家であり、外交・軍事・通貨などは連邦政府が権限を持つが、各首長国の権限はかなり大きい。
原油収入があるアブダビ・ドバイ首長国がその中でも圧倒的な地位を占めており、国土面積の大半を占め、首都が置かれているアブダビが政治の中心、最大の都市・港湾を有するドバイが経済の中心地になっている。
経済: 中東における経済の中心地
原油収入が将来途絶えることを見越して経済の多角化を推進。特にドバイ首長国は経済特化や優遇税制を1980年代から設け、摩天楼が立ち並ぶ中東の金融・貿易の中心地となるまで発展を見せている。
経済発展の中で幾つかの大企業も生まれ、有名な所ではエミレーツ航空、世界有数の港湾オペレーターであるDPワールド社、防衛企業として世界TOP25に入るEDGEなどがある。
軍事: アラブ世界随一の軍事国家
軍事費は不透明だが約200億ドルとされ、GDPの5%超と非常に大きな割合を占めている。
国土自体は小さいが、経済発展が進み、軍もよく統率されているためサウジアラビア・エジプトと並びアラブ世界最強の軍事力を持つと言われている。
近年ではリビア、イエメンなど周辺国の紛争にも積極的に介入しており、それを好まないアメリカとの関係に影を落としているため中国やロシアへの接近も見られる。